実績事例

ハイエースの構造変更で維持費を賢く節約

高速代節約・車検が2年になるカスタム

構造変更後のハイエース ハイルーフの荷室。左右に黒い作業台と青い万力を設置した作業車仕様

毎日のように使用する車だからこそ、できるだけ維持費を抑えたい。そんなふうに考えたことはありませんか?

今回LINK GARAGEにご相談いただいたのは、ハイエース ハイルーフにお乗りのお客様。

「ハイエースの維持費をなんとか節約できないだろうか?」

そんなご相談が、今回の構造変更のきっかけでした。

車の維持費と聞くと、燃料代や保険料を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、車検の頻度や高速道路の通行料金も、長く乗り続けるうえで見逃せないポイントです。

そこで今回対応したのが、1ナンバー登録から8ナンバー(作業車仕様)への構造変更です。

荷室に作業台や万力を設置し、必要な構造変更を行うことで、これまで1年ごとだった車検が2年ごとに。さらに、高速道路の料金区分についても見直しにつながる変更となりました。

車を買い替えるのではなく、今あるハイエースを活用しながら維持費の負担を見直すという選択肢。

今回は、施工前後の写真とともに、具体的な作業内容や8ナンバー登録のメリット、構造変更時の注意点をご紹介します。

対応内容

今回の対応内容は以下のとおりです。

対象車両
トヨタ ハイエース ハイルーフ
変更前の登録区分
1ナンバー(普通貨物自動車)
変更後の登録区分
8ナンバー(特種用途自動車・作業車仕様)
主な変更内容
荷室への作業台・万力の設置、構造変更

車の構造を見直すことで、日々の使い勝手と維持管理の両面を考えたカスタムとなりました。

構造変更前のハイエース

施工前の車両を見ると、ハイエースならではの広い荷室空間が確認できます。

ハイルーフ仕様のため天井が高く、荷室の左右にも十分なスペースがあります。大きな荷物や工具類を積み込むなど、さまざまな用途に活用できる車両です。

一方、今回のように作業車として8ナンバー登録を目指す場合には、荷室が広いというだけでは条件を満たせません。

特種用途自動車として認められるためには、使用目的に応じた設備や構造上の要件を満たす必要があります。

構造変更前のハイエース ハイルーフの荷室全景。リアゲートを開けた状態で、何も設置されていない広い荷室が見える
構造変更前の荷室全景(1ナンバー登録車)

施工前の荷室側面を確認

構造変更前の荷室左側。側面に設備は何も付いていない 構造変更前の荷室右側。側面に設備は何も付いていない
構造変更前の荷室左側と右側。何も設置されていない状態

左右の写真からもわかるように、施工前は荷室の側面に作業台などの設備が設けられていない状態でした。

今回の変更では、このスペースを活用して作業用設備を配置しています。

何もない空間から、車内での作業にも対応できる空間へ

荷物の積載スペースとして使用されていた荷室に、左右それぞれ黒い作業台と青色の万力を設置し、作業車仕様へと変更しました。

万力とは、加工する部材などを挟んで固定するための工具です。作業中に部材を安定させる役割があり、車内での作業をサポートします。

左右の作業台は車両の前後方向に沿って配置され、荷室側面やタイヤハウス上部のスペースを有効活用しています。また、作業台の下部には天板を支える支柱とベースを設けています。

さらに、左右の作業台の間には通路となる床面を確保。車内での移動や各設備へのアクセスにも配慮したレイアウトとなっています。

今回の施工では、ハイエース ハイルーフならではの広い荷室と高さを生かし、作業用途に合わせた車内空間を実現しました。

単に作業設備を取り付けるだけでなく、8ナンバー(特種用途自動車・作業車)への構造変更を見据えた仕様とすることで、使い勝手と維持費の見直しを両立するためのカスタムとなっています。

構造変更後の荷室全景。左右に黒い作業台と青い万力が設置され、中央に通路の床面が確保されている
構造変更後の荷室全景。左右に作業台と万力を配置した作業車仕様です。
構造変更後の荷室左側に設置された黒い作業台と青い万力 構造変更後の荷室右側に設置された黒い作業台と青い万力
荷室の左右に設置された作業台。部材を固定するための青い万力が備えられています。

1ナンバーから8ナンバーへの構造変更とは?

そもそも、1ナンバーと8ナンバーにはどのような違いがあるのでしょうか。

1ナンバーは、貨物の運搬を主な目的とする普通貨物自動車に付けられる分類番号です。

ハイエースのほか、トラックなどにも使用されています。

一方、8ナンバーは「特種用途自動車」に分類される車両に付けられる番号です。

特定の用途に応じた設備や構造を備え、定められた基準を満たす車両が対象となります。

キャンピング車や工作車、車いす移動車などがその一例です。

8ナンバー登録には構造上の条件がある

「荷室に棚やテーブルを取り付ければ、どんな車でも8ナンバーにできるの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際には設備を取り付けるだけで登録できるわけではありません。

車体の形状や使用目的に応じて、作業設備の種類、設置方法、設備が占める面積など、定められた構造要件を満たす必要があります。

例えば、工作車として登録する場合には、作業台や万力などの設備が求められます。

また、用途を変更するためには、必要な検査や登録手続きも欠かせません。

車両の状態や仕様によって対応方法が異なるため、専門知識を持つプロにお任せするのが一番の近道です。

車検期間が1年から2年へ

今回のハイエースの構造変更による大きなメリットの一つが、車検期間の延長です。

変更前の1ナンバー登録では、継続車検を1年ごとに受ける必要がありましたが、今回の8ナンバー登録後は、車検の有効期間が2年となります。

毎年必要だった車検が2年ごとになることで、車検を受けるための日程調整や車両を預ける手間を減らすことができます。

特に、仕事で日常的にハイエースを使用している方にとって、車検のたびに業務スケジュールを調整する負担が軽減されることは大きなメリットです。

また、継続車検の回数が減ることで、車検に伴う費用負担を抑えられる可能性もあります。

ただし、車検期間が延長されても、日常点検や法定点検が不要になるわけではありません。安全に乗り続けるためには、引き続き適切な点検・整備が必要です。

高速道路料金が安くなる

今回の構造変更では、高速道路の通行料金を見直せる点も注目したいポイントです。

変更前の1ナンバー登録では、高速道路の料金区分が中型車でしたが、今回の8ナンバー登録では普通車区分となることがメリットとして挙げられています。

一般的に、普通車区分は中型車区分よりも高速道路の通行料金が安く設定されています。

そのため、仕事で高速道路を頻繁に利用する方や、長距離移動が多い方にとっては、日々の通行料金を抑えられる可能性があります。

1回あたりの料金差が小さくても、利用頻度が高ければ年間を通じて大きな差につながることもあるでしょう。

ただし、8ナンバーへ変更すれば、必ず普通車料金が適用されるわけではありません。

高速道路の料金区分は、車両の寸法や重量、用途などによって判断されます。そのため、構造変更後の車両がどの料金区分に該当するか、事前に確認することが重要です。

8ナンバーへ変更を検討する際の注意点

車検期間や高速道路料金の見直しなど、維持費の節約につながる可能性がある8ナンバーへの構造変更ですが、すべての車両で対応できるわけではありません。

8ナンバーの特種用途自動車として登録するためには、用途に応じた構造や設備など、定められた要件を満たす必要があります。

今回のハイエースでは、荷室の左右に作業台と万力を設置し、作業車としての設備を整えました。

車種や年式、荷室の寸法、設置する設備などによって必要な対応が異なるため、事前の確認が重要です。

また、登録後も必要な設備や構造を維持する必要があり、構造変更のために設置した設備を自由に取り外せるわけではありません。

さらに、用途変更に伴い、自動車税や重量税、保険料などが変わる場合もあります。ETC車載器についても、登録情報の変更に伴って再セットアップが必要となる場合があります。

構造変更には初期費用が発生するため、車検費用や高速道路料金だけでなく、税金・保険料なども含めた総合的な比較が大切です。

「ハイエースの維持費を少しでも抑えたい」「8ナンバーへの構造変更ができるか知りたい」という方は、ぜひお気軽にLINK GARAGEへご相談ください。

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